仕事・生き方

不動産事務は楽しい?大変?辛い?【経験談】

毎日必死に、へばりついて働いています。藤乃です。

今回は、不動産事務の内容についてお伝えしていきたいと思います。

結論から言うと、不動産事務は辛くて大変なことも多いです

しかし、やりがいのある部分もありますし、自分を鍛えるのには最高の場所かもしれません。

事務職を目指している方、不動産に興味がある方の、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

この記事はこんな人におすすめ!

・事務職ってどんなことするの?
・不動産事務って具体的にどんな内容なの?
・不動産と聞くと大変そうなイメージがあるけれど、実際どうなの?

まずは事務職について、軽く説明をします。

 一般職、総合職の違いとは

事務職の中には、いわゆる一般職と総合職が存在します。

まずは二つの違いを見ていきましょう。

一般職

  • 基本的に定時で帰れる
  • 総合職のサポート色が強い
  • 与えられた仕事をこなしていくイメージ(受動的
  • 責任のある仕事が総合職に比べると少なめ(もちろん一般職の方でもチームリーダー等されてる方もたくさんいます)
  • 給料が低めの設定(基本給が低い上、昇給も少ないことが多い)

総合職

  • 残業は日常茶飯事
  • 営業と同様、前面に出て仕事を行う
  • 与えられるより、指示を与える側のことが多い(能動的
  • 派遣さんの仕事の責任なども全て自分の責任となる
  • 給料は一般職に比べると高め(ただし総合系事務職だとあまり変わらないことも)

 

ちなみに私が新卒で入社した会社は一般職で、現在の会社は総合職です。

二つ経験してみて、こんなイメージです。

どちらが良いとは一概には言えません。

私の場合は、一般職だとできることが限られているので、もっと出来ることを積極的にやりたい!という思いから総合職へ転職しました。

事務総合職をやってみて、大変なことは非常に多いです。

しかし仕事のやり方、考え方等、社会人として学べることが多く、転職してよかったと思っています。

個人的には、新卒は総合職での入社をおすすめします。

話が少し逸れましたが、次は事務職の内容に入ります。

事務職の仕事内容は?

事務職の一般的な仕事内容は大まかに下記の通りです。(もちろん会社によりけりですよ!)

  • 電話対応
  • 受付対応
  • データ入力作業
  • 書類整理
  • 掃除等
  • 備品等発注

では早速、不動産の事務内容を見ていきましょう!

不動産の事務について

不動産事務は、一般的な事務職とどう違うのでしょうか?

私の経験をもとにお話ししていきます。

不動産の事務にも種類がいくつかあります。

  • 売買
  • 賃貸
  • 管理

私が経験しているのは売買における事務ですので、こちらを中心にお話していきますね。

まずは不動産売買事務特有の業務内容です。

1.契約書作成業務

不動産を購入するためには、売主と買主が売買契約書を交わします。

そして売主は買主へ、重要事項を伝えないといけません。

そのため、「売買契約書」「重要事項説明書」が必須となります。

売買契約書、重要事項説明書は、その物件、土地について記載された説明書です。

誤ったことは記載できないので、神経を使って作成を行います。

2.融資斡旋業務

不動産は高額な商品です。

全ての顧客が現金で購入できるものではありません。

そこで、ローンを組んで購入をします。

金融機関、金利、融資金額の設定など、顧客にとってなるべく負担のないような形で融資を組めるよう、サポートを行います。

3.決済業務

売主から買主が物件を購入し、物件の権利が買主へ移ることを、所有権の移転と言います。

所有権の移転をする際、必ず法務局で、その物件の登記簿謄本に登記申請を行います。(司法書士が行います)

決済は主に、売主、買主、司法書士、(場合によっては金融機関)が揃って行われます。

決済の事務では、登記申請に必要な書類を整えたり、決済日当日の調整を行います。

 

2と3の業務では顧客の住民票や納税証明書等、重要書類を扱います。

大切に保管するのはもちろん、決済日当日に書類が揃わなかった、など無いように手配をしないといけません。

ですので、特に慎重に処理を行わないといけないのです。

また賃貸の事務は入居者募集に関して、管理の事務は入居者の困り事に応対します。

管理事務は、設備の故障から、災害対応など幅広く行わないといけないので、大変なことが多いです。

不動産の事務をやって感じたこと

私が不動産事務を経験してみて、感じたことをいくつかご紹介します。

扱う額が大きいので、その分責任が重い

不動産は一つの商品の金額が大きいのが特徴です。

安くても1,000万円は基本的に超えます。

そのため、本当に小さなミスが許されません。

ミスの具合にもよりますが、例えば売買契約書や重要事項説明書の記載ミスであれば、まだ取り返すことが可能です。

新しいものと差し替えて、買主に再度署名捺印をもらうか、書類に二重線を引いて、訂正印をもらうことで正式な契約書となります。

ただお客様にとってみれば、大きな買い物をするのに、間違った書類を出してくるような不動産会社から購入して大丈夫なのか、という疑いは残るかもしれません。

これが決済書類のミスだとすると、取り返しがつかない可能性があります。

決済日当日に融資実行する予定だったが、所有権移転に必要な書類が整っていなかった、署名捺印が漏れていた等、事前に気付けなかった場合、大変なことになります。

融資実行できなかった場合、金融機関へも影響が出てきます。

決済日に決済が出来ないことだけは、絶対に避けなければならないのです。

どんな作業に対しても細かい

一番感じていることがこれです。

金額が大きいことにも起因するとは思うのですが、とにかく調べることが多く、細かいです。全てのことが。

例えば、お金の計算に関して言うと、基本的に月ごとに清算をします。

しかし月の途中に売買を行った場合、その日割りの計算もしなければなりません。

(※これは中古の物件に限った話だと思います、新築の場合は日割りは発生しないでしょう)

またその物件にどんな設備が付いていて、誰がその故障費等負担するのか、明確にしておく必要があります。

建物を管理する建物管理会社賃貸関連(家賃など)を管理する賃貸管理会社、それぞれどのようなお金の動きがあるのか、把握しておく必要があります。

入社したての頃、本当にちんぷんかんぷんで、周りの方にたくさん迷惑をかけました。

今だからこそ多少わかるようになってきましたが、色々な段取りを組まないといけないので、最初の確認が大切になってきます。(ここで気付けるかどうかが肝になります)

調べることが多い

  • 販売する物件の内容(建物だけでなく、その土地、そして周辺地域や道路についても)
  • 買主の情報(素性、融資可能か?)

特に物件に関しては、建物管理会社から発行されている、「重要事項調査報告書」「総会資料」で内容を把握します。

また建物ごとに、建物を維持していくための組織である、管理組合というものが存在しているのですが、

管理組合を運営していくための、管理費

そして建物の修繕を行うための、修繕積立金

この金額が最重要となってきます。

特に修繕積立金に関しては、将来的に値上げされる可能性があるので、要注意です。

他にも駐車場や駐輪場がどうなっているか、他に確認が必要なことはないか、注意深く資料を読まないといけないのです。

最後に!

不動産業、そして不動産事務について、なんとなくでもイメージを持って頂けたでしょうか?

私は事務職の中でも、不動産事務は大変な部類に入ると思います。

辛いこと、大変なことは今まで数えきれないほど、たくさんありました。

帰り道に悔しくて涙を流したり、行きの電車で茫然自失していたこともあります。

それでも、

  • お客さんの考えることを先回りして、用意しておくこと
  • どんな些細なことでも自分の言葉で説明できるように噛み砕いて理解すること
  • わからないことはわかるまで聞いたり、調べたりすること
  • 効率的に作業をする=全体を客観視して、やり方を変えていくこと

こういった仕事のやり方を教えてもらったのは、今の仕事です。

まだ私自身、出来ているわけではありませんが、少しずつ変わろうとしています。

この先会社を辞めたとしても、上記で身に付けた能力はどこでも通用するものだと思います。

自分の業務遂行能力を高めるのに、不動産事務はオススメです。

少しでも興味がある方は、挑戦してみてください。